「変わらないもの」奥華子
投稿者: としぼん 投稿日時:2009/11/18
カテゴリー:【J−POP】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆☆☆】
奥華子の音楽とは、癒しである。この包みこむような歌声と装飾のない伴奏は、普段の世話しない生活とは、一線を画している。
彼女の歌声は、決して上手と言うわけではない。しかし、どこか温かみがあり聴き手の心にそっと手を差し伸べてくれるような感じがする。彼女の歌声は本当に天からの授かりものであろう。
そして、「変わらないもの」は彼女の作品のなかでも秀逸なものである。二度と戻らないふたりの時間だとしても、それでも君に今すぐ会いたい、という非常にドラマティックな内容なのだが、決して力は込めない。4つ打ちのリズムが主人公の鼓動のように感じられ、歌声は主人公の切実な思いを淡々と吐露していく。バランスがとても良いと思う。
この作品は、アニメーション「時をかける少女」の中で効果的に用いられている。自由に時を旅することができる主人公が本当の意味で初めて、能動的に時の中を躍動し、自分にとって大切なものを取り戻しに行く場面に流れるのである。この楽曲があるからこそ、映画の肝であるこの場面が冴え、反対にこの場面があるからこそ楽曲が生き生きとしている。普通タイアップでは、作品どうしの内容がかい離しすぎていて、興ざめになることも多いが、この作品に関しては全くそれがないのである。ここまで上手くシナジー効果をあげてしまうと、近年多くある強制的なコラボの荒が目立ってしまう。また、こういった秀逸な作品を見てみたいと思う。
OKU Hanako is a singer song writer. Her singing voice is not technical, but it is attractive to us. Because her voice has warm mood
”Kawaranai-Mono” is one of warm songs. Directly “Kawaranai-Mono” means Unchanged-things. She wrote the most important feeling between I and you.
This song was used on a Japanese animation movie ”Toki wo kakeru Syoujo (The girl who leaped through time)”. It makes good synergy for both music and movie. I’d like to introduce them strongly.
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