「謎謎」RADWIMPS

投稿者: としぼん 投稿日時:2009/06/02
カテゴリー:【ロック】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆


 子供のころに誰もがしたことがあるゲームの「なぞなぞ」。それをモチーフにしてロックソング「謎謎」を書きあげてしまうRADWIMPS・野田洋次郎のセンスはやはり独特だ。

 この楽曲に出てくる「なぞなぞ」は「警察が嫌いな鳥はな〜んだ?」のような普通の「なぞなぞ」ではない。どの問題も答えがすべて「君」なのである。もし普通の生活でこんな「なぞなぞ」をしてくる男がいたら、引いてしまうだろうけど、そこは音楽に乗せて恥ずかしげもなく歌ってくれていることに敬意を払って、笑って許してしまおう。

 ただ、この楽曲を書いた野田という人は彼女への愛を歌うという大人の感性だけでなく、純粋な子供の部分も持ち合わせているのではないかと思う。「なぞなぞ」は普通子どもと接しない生活をしていたら忘れ去られてしまうようなことだろう。それを持ち出してラブソングを作るなんて、あまり考え付かないことだ。そういう意味において独特なセンスを発揮していることは彼らだけでなく、それに触れた人々の表現の幅を広げてくれているのではないだろうか。
 ちなみに私が好きなのは、サビの部分の歌詞である。自分にとって「君」がありえないくらいの存在であるということを、様々な絵本的表現でドラマティックな言葉で彩っているからだ。こういう大人になると恥ずかしくて言えない、しかし本当は大事なことを、きちんと言えるのは素敵なことだと思う。

 しかし、正直なところRADWIMPS野田のラブソングを聴き続けていると少し疲れてしまうのも事実だ。彼が彼女に対しての想いを常に音楽に乗せてきたことは有名な話ではあるが、そこには彼にとって不可侵の「彼と彼女の世界」が存在していると思わないだろうか?
彼は自分の中にある、彼女に対する想いを発信している。しかし、同時にそこには彼が他人には踏み込まれたくない、かけがえのない彼女に対する想いが相反するかたちで存在している。それに共感して触れている間は心地よいのだが、触れ続けると彼の想いが重圧のように感じられ、疲れてしまうのだ。特に彼の歌詞は分量が非常に多いため、共感する部分を超えた、生々しいものがある。

ゆえに、時々聴くのが私は好きだ。
たまに絵本を読みたくなるように。

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