「ハイファイ新書」相対性理論

投稿者: としぼん 投稿日時:2009/01/08
カテゴリー:【J−POP】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆☆☆


 各方面で絶賛されている相対性理論のニューアルバム「ハイファイ新書」は、間違いなく名盤だ。リリースされて間もないが、ひっそりとそして確実に邦楽に打ち込まれた金字塔となるであろう。

 ごく数年ごとに、こういうアーティストが現れる。SUPERCAR、中村一義など、邦楽のメジャーシーンには少しだけ顔を出すものの、一般大衆化されない音楽を奏でる存在である。そして、今回も現れた。
ここ数年の音楽業界は、個人的な好みを勝ち取ったアーティストの勝ちである。様々な価値観の乱立が許される現在においては、個人的欲求を満たす音楽については長く、そして深く愛されるからである。そういう意味において、彼らはその条件を満たしている。

 本作「ハイファイ新書」を形容するならば、ふわふわした靄の中を通る一筋の光といったところだろうか。一貫して浮遊感漂う構成ながら、巧みな言葉遊びを組み合わせることによって、オリジナリティー溢れる作品となっている。しかし、その浮遊感ゆえに水流のように気にもとめられない音楽でもある。一度聴いただけではサラリと流してしまいそうになる。だが、その中には様々な発見がある。それを発見した者にとっては、とてつもない興奮が約束されている。2009年最初の必聴盤である。

「ハイファイ新書」相対性理論
1.テレ東
2.地獄先生
3.ふしぎデカルト
4.四角革命
5.品川ナンバー
6.学級崩壊
7.さわやか会社員
8.ルネサンス
9.バーモント・キス

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