「SWEET PAIN」globe

投稿者: としぼん 投稿日時:2008/10/15
カテゴリー:【J−POP】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆

 一時期にとても売れた反動と言いましょうか、完全に勢いをなくしてしまった小室哲哉さんですが、それでも一時代を築いた作曲家とあって代表作は多いものです。1度だけ行ったa-nationでも、会場のあらゆる世代を繋いでいた音楽はTRFをはじめとする小室サウンドと痛感しましたし、やはり今でも通用する楽曲が少なからずあるのではないかと思います。その中でも私の思い出の楽曲である「SWEET PAIN」を紹介します。

 この楽曲が発売された当時の1995年は自分が小5でして、小室哲哉熱に浮かされていました。小室サウンドならなんでも良いと決めつけて聴いていました。お小遣いをためて数か月に一回シングルを買える。そして買ったCDは何百回と聴く。パソコンやiPodに7000曲もストックしている今では考えられないことですが、当時はそれだけ飽きずに聴いていたし、今よりも音楽を大事にしていたと思います。そういった環境の中で最も好きだったのが「SWEET PAIN」なのです。

 歌詞の内容は、恋に揺れる女性の心情を描いたものなのですが、当時はさっぱりわかりませんでした。経験不足や想像力の欠如もあり、小5では理解不能なのは当然ですが、今でもよくわからないのはどういうことなのでしょう。この文章を書くにあたって、久々に歌詞を読んでわかったのは、歌詞が時代を捉えていたということです。
カッコ良い音にハマった言葉をつなぎ合わせて一つの曖昧な世界観を構築する。そうして生まれた歌詞は文法的な間違いを含み支離滅裂であっても、メディアの発達による情報過多で受け取ることが得意な最初の世代には違和感なく伝わってきていた。伝えたい内容を歌詞に込める音楽が多かった中で、全面的に音やアレンジを押し出して歌詞を構築したのは勇気のいることだったかもしれません。ただ個人的には、意味の薄い歌詞が100年後には残らないと思います。

 そのかわり、この楽曲は音のカラフルさがなかなかすごいです。コード進行は完全に明るさ重視でポップスの王道を突き進んでいますし、最後のサビの半音上がりにはニヤリとしてしまいます。また、序盤と中盤をつかさどる階段状に音が上がっていくクラシカルなメロディーも、サビの高揚部分を引き出すのに良い効果を生んでいます。またサビの部分のメロディーは小室テイスト満載で彼ならではという感じがします。

 今では聴くこと自体が恥ずかしいようにも思えてしまう、小室サウンドですが、たまにはいいものだなと思います。

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