「飛行機雲」綾瀬はるか / 「俳優の音楽活動について思うこと」

投稿者: としぼん 投稿日時:2008/06/04
カテゴリー:【J−POP】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆

 女優・綾瀬はるかの3rdシングル「飛行機雲」は、蔦谷好位置の作曲によるエレクトロなサウンドと女性目線の歌詞とか絶妙に合わさったポップチューンです。俳優の音楽を毛嫌いしている人にも良質なポップスとして聴けるのではないでしょうか。

 彼女の音楽活動では彼女に対する大衆のイメージを損なわないような配慮がなされているのか、わりと純粋で良質な楽曲が提供されています。シングル2枚目までは小林武史が作曲を担当し、作詞は持田香織(ELT)と一青窈でした。そして3枚目となる「飛行機雲」では、YUKIのJOYなどのエレクトロポップでお馴染みの蔦谷好位置を担当に据え、今までの小林武史の音楽性とは趣向を変えてきました。

 「飛行機雲」は音楽性の高さと逆再生を使ったPVの世界観が特徴で、かなり良いです。なんとなく女優さんの音楽ということで手を出し辛いことはありましたが、良い楽曲は良いと認めます。
 ただ、楽曲の出来と相反して、CDの売上はあまり良くなく、彼女の音楽活動がこのまま継続されるかは微妙なところです。

「俳優の音楽活動について思うこと」

 俳優の人気が出て、誰もがその人のブレイクを認識した頃に、CDデビューなんていうことがよくあります。俳優の人気向上のため、ファンのお財布を開けたいため、活動の幅を広げるため、様々な目的がデビューの裏にあると思います。しかしそれらは往々にして失敗します。単純に俳優の歌唱力が足りない、俳優のイメージと楽曲が合ってない、俳優本人に歌手活動の意向がない、などの理由があると思われます。その他にファンは演技には興味があるが歌手活動には興味がないなんてこともあります。

 また、歌手活動の失敗によって人気が下がることもよくあります。下手なパフォーマンスを披露して、俳優としての面まで幻滅されるからです。歌手活動の数年後にトーク番組で「実はCDデビューした頃の映像を入手しました」なんて言われているならまだ良い方で、そんな俳優いたかなぁなんて記憶にも留められてないこともしばしばです。

 近年の俳優の歌手活動で成功したのは、福山雅治(彼の場合は本業が歌手ですが)、柴咲コウ、グループ魂くらいでしょうか。高いアーティスト性があったり歌唱力が伴っていたりして初めて歌手としての側面を受け入れられていると思われます。玉木宏や藤木直人などかっこいいとは思いますが、音楽活動はかなり微妙です。

 したがって、俳優の歌手活動はかなりハイリスクであると思われます。人気が上がるのはごく一部で、ほとんどが消し去りたい過去になるからです。事務所の関係などで、本人に拒否権がないのかもしれませんが、音楽番組に照れながら出てくる歌手俳優はなんだか微妙です。胸を張って演技をしているプロの俳優としての側面と完全にアマチュアな歌手としての側面が完全にズレていて、俳優としての姿にまでアマチュアな雰囲気を投影されてしまうからです。

 俳優であっても誰が歌手活動をしても、本当に良い楽曲は良いです。ただ、俳優の音楽活動が受け入れられるまでには、どうしても俳優個人のファン以外を取り込むのが難しいことがあり、正当な評価がされにくいことがあると思います。

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