「小さな勇気」亜波根綾乃

投稿者: としぼん 投稿日時:2008/04/21
カテゴリー:【J−POP】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆☆

 90年代後半に活動していた亜波根綾乃によるバラード。静かなピアノの音色からはじまり、ドラマティックなエンディングを迎える楽曲。

 亜波根綾乃は、才能溢れる歌手だった。メランコリーなのにおだやかな、力強さのある歌声も彼女の書く詞も素敵だった。ただ、うまく商業的な波に乗れなかったことが、活動を途切れさせてしまったのかもしれない。彼女は、テレビ東京で放送していたASAYANコムロギャルソンで発掘された沖縄出身の歌手である。番組主旨である小室哲哉プロデュース自体を勝ち取ることはなかったが、12社のレコード会社が彼女を争奪したという経緯がある。テレビ的な演出があったとはいえ、当時彼女の歌声は海の匂いを感じさせるほど澄んでいた。最終的に、彼女はパイオニアLDCに所属することになったが、決して大きくないパイオニアの宣伝活動は、時間が経つにつれ手抜きになっていった。
 しかし、宣伝活動とはま逆に、彼女の作品は時間が経つにつれ、味わいや深みがでてきて、とても良くなっていた。その活動中期に発表されたのが「小さな勇気」である。

 「小さな勇気」は、Choo Choo TRAINの作曲家として知られる中西圭三とその旧友の小西貴雄によって作曲され、亜波根本人が歌詞を書いている。大人になる過渡期の微妙な心のゆらぎをうまく表現した楽曲である。自分に訪れることをありのまま静かに受け入れつつ、じっと花を咲かせる準備をしている主人公が浮かび上がってくる。

 近年あまり歌詞に意味を持たせない楽曲が多い中で、彼女の歌詞はとても味わい深い。また注目される日がくればいいなと思っている。

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