「めぐり逢う世界」MY LITTLE LOVER

投稿者: としぼん 投稿日時:2006/10/11
カテゴリー:【J−POP】 【としぼんのおすすめ】 【おすすめ度:☆☆☆☆

11月にヴォーカルAKKOのソロユニットとして再始動するMy Little Lover。再始動する前に、マイラバの原点にあたる1stアルバム「evergreen」に収録されている「めぐり逢う世界」に焦点を当てようと思う。

【歌詞の世界】この楽曲の歌詞は、当時音大生だったAKKOが、後に夫となる小林武史(元My Little Lover/現My Little Lover プロデューサー)に見せた詞が原型だと言われている。その中身は、小林氏の言葉にすると「女子学生による男性へのうらみ節」だったそうな。ところが、小林氏が作詞に参加し、結果として2人で共作された歌詞は、うらみ節など微塵も感じさせない内容になっている。すなわち、人の心の光と影を表した奥行きのあるものに変身しているのである。

自分の強がりと弱さ、愛することの喜びと哀しみ、自由とわがまま、めぐり逢える世界と遠ざかる世界、そういった陽と陰の対比を列挙しつつ、それらは永遠に背中合わせであることを人は知っていく。心の壁を作らずに生きてゆけない悲しさを感じながらも、平凡な毎日の隙間をぬけて、あなたのすべてを守ろうと心に決めて人は歩いていく。「めぐり逢う世界」とは、そういった人の姿が描かれた歌詞の世界なのである。

また、この歌詞にはたくさんのシュチュエーションが盛り込まれている。様々なシュチュエーションが盛り込まれているということは、聴き手それぞれの思いに合わせて、歌詞の世界は無限の広がりをみせることになる。しかし、通常、様々なシュチュエーションを混在させると、ひとつひとつの意味が薄れ、何が言いたいのかわからなくなり、全体としてのバランスを欠くことが多い。ところが「めぐり逢う世界」では、それらの問題を全てクリアして、多くのシュチュエーションを描ききっているのである。例えば、ひとりぼっちの寂しさ、他人に見せない自分の苦しさ、愛するひとにそばにいてほしいという願い、いろんな迷いに立ち向かっていくひとへの応援、世界のはかなさ…などである。完璧に近い歌詞のように思われる。

【音の世界】マイナー調の哀愁を感じさせるアレンジであるのに、全くべっとり感はなく、まるで秋の空気のようなサッパリしたアレンジである。アコギのリズム刻み、シンセの分散和音とストリングス、エレキシタールの美しい音色、最後のサビの前にあるドラムの見せ場、それぞれの楽器が主義主張をしているのだけど、どれもが全体としての調和を保っており、歌詞同様ひろがりのある音の表現となっている。

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